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コルトM1851残月

懐に隠すは黒鉄の銃。 心に宿すは漆黒の魂。 舞台は1853年の江戸。 「残月」の通り名を持つ男・郎次は廻船問屋『三多加屋』を仕切る若き番頭。 将来を嘱望される郎次の裏の顔は、江戸の暗黒街を支配する札差・儀平一派の大幹部だ