幽鬼を祓い王朝を守護する巫術師の名門に生まれながら、巫術の才がない封霊耀は、幼馴染にして許嫁、稀代の巫術士である、董月季に対して複雑な想いを抱えていた。 そんな中、霊耀は月李のお目付け役として一緒に楊柳島に幽鬼を祓いに行

人ならざるものと対抗しうる力を持つ不思議な二人組の白楊といつきは、日本各地をまわり、何かを回収しているようで…？ 『真夜中のオカルト公務員』のたもつ葉子の最新作！ 「あの男」や「組織」も登場！？

天涯孤独で怪異が見える泉は、帝都を守る最後の陰陽師・拝音と突然結婚することに！ 新婚生活の中で無愛想ながらも泉の特異な目の力を認め、寄り添ってくれる拝音の優しさに触れ、二人の距離は次第に縮まり──…。

時は大正二十年。日常の影に潜む妖なる存在から、帝都を護る者たちがいた。鳴海探偵社に身を寄せる若きデビルサマナー、十四代目葛葉ライドウもそのひとりである。煌びやかな外観とは裏腹に、様々な欲望が渦巻く帝都。奇妙な事件を解決し

警察庁「特定事案対策室」ーーそこは、超常的な存在によって引き起こされた不可解な事件や事故を専門に捜査する部署。新人・成瀬義人は、民間の霊能者”狐狩り”の中でも屈指の実力者・九尾天全らとともに、新たな特定事案の捜査にあたる

いにしえより、異能を持つ美しき“鬼”が存在する日本。 駆け出し陰陽師の桜羽（おとは）は、幼い頃に赤髪の少年の鬼に母親を殺され、それ以前の記憶を失っていた。 身寄りを失った桜羽を引き取り育ててくれた陰陽寮の長官・月影冬真（

祓屋の名門「天霧屋」。その末裔の三善天馬は、自分が家督を継ぐことに乗り気ではなかった。理由は父の最期。悪霊を祓う中で、命を落とした父を見て、この仕事に疑問を感じ始めたのだ。そんな中、現当主が突然「次期当主は血縁に限らず、

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。 友人・匠の帰省に付き添い、東京から村へ訪れた隼人は、村人たちの異様に冷たい空気に違和感を抱く…。 匠の祖母に優しく迎えられ、和やかな夕食の最中、「