お嬢様学校へと入学した真面目が取り柄の少女・かすみは、図書館で開いた本に挟まれた1通の手紙を発見する。そこにかかれていた内容は、私とこの本に書かれているような特別な関係になってほしい、というものだった……。俊英・五十嵐純

女子顔負けのビジュアルを持つ男子高校生の七瀬。 ある日しつこいナンパにあっていたところを 密かに想いを寄せていた同級生の深山に助けられる。 周囲に馴染めずコミュ障をこじらせていた七瀬の心に するりと入り込む自然体の深山。

1965年、北大西洋・シュエルデン国ケンズ島。 両親を船の事故で亡くしたオリジは「死なない船をつくる」と決意し船大工を志すが、ひょんなことから、いまだ舟葬文化の残るこのケンズ島で葬送舟を作ることになる。死をお金にしていく

そのエレベーターは今日もゆく。人の想いと過去をのせて――。香月かすみの乗り込んだエレベータにいたのは、マリカと名乗るエレベーターガール。彼女に行き先を聞かれるも、かすみはどうしても目的地が思い出せなくて…？

高校生の透子は数少ない味方だった祖母を亡くした。 伯母に虐げられ絶望する透子の前に、失踪した母の親族が現れる。 「鬼狩り」を生業とする神坂家は透子自身が嫌ってきた「力」を歓迎するという。 初めて自分を認められた透子は神坂

銀髪碧眼の乙女・有鹿(あるか)は神さまになってしまった！ それでもお腹は空くので人知れず怪異を食べる日々の中、不登校の少年・晃(あきら)と出会う。 怪異を引き寄せる無気力な彼は有鹿にとって、ただ都合の良い存在のはずであっ

天使・テーゼは、 ひとの視た夢と交換に、視たい夢を編んで暮らしているが、 自身は眠りについても夢を視ることはできない。 ある日、依頼人の娘の少女に話しかけられ、 ふとしたことから少女の夢を覗くことにしたテーゼだったが――

★★コミックブリッジ月例賞「ブリ杯」銅ブリ賞受賞作★★ 時は昭和、雨の季節。 病で療養中の小説家・秋津景周のもとに、編集者の八雲椿が見舞いにやってきた。次回作を期待する八雲に対し、回復の兆しが見られない病状にふさぎ込んだ

王位継承争いに敗れ、継母殺しの汚名を着せられた大国ドルマンの第一王女・ジョジュ。彼女に下された罰は、辺境の小国ロニーノの王・エミリオンとの結婚という名の事実上の国外追放だった。 悪女と噂されるジョジュだったが、彼女の本来

「旦那様が大好き」 村の因習により「亡者」への「生贄」として奉げられた青年・イオは、不気味な化け物たちに心も身体も蹂躙されてしまう。しかし次第に、 亡者とイオはお互いを知り、深く深く愛し合うようになって……。 これは、そ