目つきの悪さからいつも被写体に逃げられてばかりの売れない画家・剣山。しかしある日、剣山の目を恐れない妖艶な女装男子の英恵が現れる。倒れているところを助けた縁で、同居することに。彼はまさに〈理想の被写体〉であった――。 妖

「俺は生涯、お前を手放すつもりはない」 人間とあやかしが共存する世界。かつて闇堕ちしたあやかしに両親を殺されたすみれは、巫女になることを唯一の夢として生きてきた。しかし何故か霊力が減少し、今や落ちこぼれとして周囲から虐げ

「お前は俺に抱かれても平気なのか？」江戸の町外れに住んでいる簪（かんざし）職人の銀之助のもとに、ある日幼なじみの小間物屋の下女・みつが突然押しかけてきた！　甲斐甲斐しく銀之助の身のまわりの世話をしつつも、エッチな誘惑をす

ヒトとヒトより長きを生きる『鹿人』が互いに支え合いながら暮らす小さな国「エルトファテル」。不出来な第二王子と、鹿人の近習が紡ぐ、小さな勇気の物語が幕を上げる。

“妖の姫”とさげすまれて折檻される日々を送っていたかぐや。 かぐやは幼いころから奇妙な力を持っていた。それは国を揺らがす化け物・妖影を退治する力であるはずだったが、誰にも理解されず心を殺して生きて

Ωの金田は、取引先の男に言い寄られていたところを元ギャング総長であるα・鉄司に助けられる。そんな彼に一目惚れした金田は後日、鉄司の職場で再会する。勢いあまって告白するも金田に告げられた言葉は―― 「俺、Ω無理」 過去のト

中学生・知里の悩み…それは住んでいる町にある御神木から2km以上離れられないこと。 そんな彼女の前に現れたのはちょっと怪しい眼鏡のお姉さん・六尺先生。 悩みを解決出来ると、先生が知里を連れて行った場所…それは不思議な力で

「怪異さんには俺たち人間が見えるのにその声が届く人間はほんのわずかでしょ? なら見える人が怪異さんを知っていかないとなんだか寂しいと思うんだ。」 友達を求める少年と不器用な怪異たち。 奇奇怪怪な友達づくりが始まる!

第4回オールKADOKAWAによるタテスクコミック大賞　女性向け作品部門【部門銀賞】受賞作！ 魔女狩りされ殺される寸前のエリヤ。そんな彼女の前に公爵・ジェロームが現れ、突然求婚する。嘘だと思いながらも不幸から逃れたかった

世界中を巻き込んだ戦争から数年。 大国の利害関係に翻弄された、北方の小国はいまだ戦争に国土と国民が傷ついていた。 懸命に復興を目指す国家において、取り残される人々がいた。 国家の為に働くことのできない病人やけが人たちは社

逃げ癖がある少女・亜久里（あぐり）は20件目のバイトを無断欠勤した。 亜久里はそんな自分を変えたくて、いつも右足から履く靴を左足から履いてみることにする。 すると異空間に転送され、そこには７人の「私」が待ち受けていた……

祖父の遺したレコードの秘密、禁制のポップ音楽を扱う地下レコード店、近未来のダイナーにおかれた古びたジュークボックス。レコードに込められた記憶と想いを辿る短篇集。

そこはかつて母が愛し、亡くなった場所だった。 人生の進路に悩む晃介は、社交ダンスのスタジオで淳と出会う。 彼はアラサー社会人。 大学生の晃介にとってはミステリアスな存在だった。 けれど、ダンスパーティーで一緒にスローワル