会社の飲み会で酔いつぶれてしまい、なんとか家の近くまで来た日向。 帰り道のゴミ捨て場で「あるもの」を見つける。酔っぱらっている日向は身寄りがない捨て犬だと思い込み、家に迎え入れてしまう。 朝起きると、見知らぬ男が裸で寝て

ごく普通の、どこにでもいる“疲れた社会人”の遥。彼女のちょっとした楽しみは、会社帰りに立ち寄る公園にある自販機でアイスを買って食べること。そして、公園でいつも出会う年下（と思われる）青年と一緒にくだらない話をすること。名

都会に住む文芸編集者と離島に籠る小説家の物語。 左遷されてしまった編集者がいやいや足を運んだ離島には…ガラスのような青年がいた。初対面でその美しさに惹かれる編集者だったが徐々に彼の内面に触れて距離を置くように… しかしあ

婚期を迎えた伯爵令嬢ミリエッタ。 婚約者探しの夜会でその場にいた騎士に適当に出会いのハンカチを渡すと―― 翌日領地へ押しかけられ求婚されることに！ 戸惑いつつも優しい騎士にミリエッタは惹かれていく。 だけど本当の彼は……

特殊な引越し業者「夜逃げ屋」で働く作者が描く、衝撃のコミックエッセイ！ “夜逃げする人ってどんな人だろうと思ったけど…実はどこにでもいるようなワシらと同じ普通の人なんだ…” 夜逃げ屋とは、DVをす

付き合って３か月でプロポーズ、結婚して半年。夫と出会うまではフラれてばかりだった夏菜は毎日幸せな新婚生活を送っていた。でもある日から、夫に違和感を感じるようになった。日によって夫が別人に見えることが増えてきたのだ。「なに

通訳者、学者、翻訳家の黒沼は、ある夜美しいセロ弾きに出会う。白銀の髪に赤い瞳のその男「蠍」に一目で囚われる黒沼。黒沼はある事件で記憶を一部失っており、そのことについて「蠍」は何か知っているようだが・・・「蠍」に強く惹かれ

天使・テーゼは、 ひとの視た夢と交換に、視たい夢を編んで暮らしているが、 自身は眠りについても夢を視ることはできない。 ある日、依頼人の娘の少女に話しかけられ、 ふとしたことから少女の夢を覗くことにしたテーゼだったが――