妄想文学-銀河鉄道の夜-
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』から着想を得た短編読切。深夜の電車で主人公の目の前に突然現れたのは……。 注目の新鋭が描く妄想文学の世界をご堪能ください!
恋の撮り方
ひょんなことから写真部に入ることになった新入生の河島まもる。彼が部活で出会った“凍てつきの女神”の異名を持つ佐々木つぐみは、ぜんぜん笑わないちょっと変わった先輩。そんな佐々木先輩の“微笑みをカメラに閉じ込めた日”―――河
愛を見せろ
母と2人でおんぼろアパートに引っ越してきた、中学生の七海。下の階には妻と息子と別居中の教師・長川が住んでいた。ある日、長川を訪ねてきた息子・けんたに向かって、七海は「アタシ達は父親から愛されていない」と言ってしまう…。お
パチンコ店員Aはアイドルになれない
TVの向こうの華やかな世界で笑顔を振りまく芸能人。片や、折角就職できた仕事を辞めてパチンコ店で働く俺。そっくりな顔なのに、あいつと俺は何が違うのだろう――? アイドルなあいつと、しみったれな俺のアシンメトリ・シンメストー